fairy tail

忍び寄る危険

俺は先程のキスを思い出した。

【回想シーン】
俺たちは唇を離した。
「ごめん…」咄嗟の衝動に俺は謝った。
「大丈夫・・・」そう言うと彼女は俯いた。

沈黙が続く。
サラが何を考えてるか分からない。
でも、これだけで俺の気持ちが伝わったとも思わない。
「じゃあ、私行くね」
踵を返した彼女の後ろ姿を見て俺は無性に愛おしく感じた。
【回想シーン終わり】

俺のものだっていう証明がないと不安になった。
サラがこのまま遠くに行ってしまいそうで…
俺はサラにある物を買った。

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