fairy tail
悲しい戦

まだ何も知らない二人

早朝、私たちはマウル湖にやってきた。

湖のほとりに私達は腰かけた。
まだ、眠気が覚めない私にゼフェルはいきなり水をかけてきた。
「何をするのよ!!」
「目覚めた?」子供のように無邪気に笑う彼。
「やったわね~えいっ!!」
私は勢いよく彼を押すとゼフェルは湖に落ちてしまった。
幸い底は浅いため彼の腰の辺りで浸かった。
「やりやがったな!」
今度は彼に腕を引っ張られ私も湖に落ちる。

バシャ……
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