fairy tail

暴走

二人の服はびしょ濡れのためある場所に向かった。
「そういえば家に帰らなくて良いのか?」
「うん、実は行きたい場所があって…病気を患ってる知己のとこ」
「あぁ、前言ってた奴か。どんな奴だ?」
「弟みたいな人よ」
「弟…」

東の空から太陽が昇り、陽の光で生い茂る草の深緑色がエメラルドに
変わっていく。遠くから聞こえる市場の賑わいも段々と大きくなる。

草むらの中を歩いていると、段々とシャーゼの家が見えてきた。
「ごめん、ちょっとここで待っててもらえる?」
庭に彼を待たせて私はシャーゼの家に向かった。
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