fairy tail

悲しき真実

「サラ・・・」

私はシャーゼのもとへ駆け寄った。
「なんで、シャーゼがこんな目に・・・ひどい」
「こいつが変なことを言うから・・・。」
「だからって殺すことはないでしょ!」
ゼフェルはこんなに短気だった?
私は頭の中が混乱していた。

「とにかく誰かに知らせないと・・・。」
私は立ち上がり、踵を返した、その時だった。
「お前、アリアなのか・・・?」
「え?」
私は振り返った。
「お前、フェルツ家のアリア王女なのか?」
なぜ、それを・・・と言おうとした瞬間、

「アリア王女!こんなところにいたのですか!ご無事でしたか!?」
私を護衛する兵の一人がジャーゼの家に入って来た。
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