fairy tail
「この辺に武器屋はないか?」と突然尋ねられびっくりした。

「え!?」
いきなり、顔を私の方に向けるので見とれてたのがバレてないかと
少し焦ったが彼は特に気づいた様子ではなかった。
「あ、あります!是非案内します。」
私は立ち上がりカタールおじいさんの家まで案内することにした。

彼も立ち上がると木に縛っていた手綱を外し、馬の首にかけた。

「馬ですか…」
「あぁ。乗馬は初めてか?」
「はい…」
「そうか。(まぁ、平民が乗るはずないよな)」

彼はヒョイと馬に跨がると上から手を差し伸べた。
私は彼の手に掴まると馬によじ登り彼の前に座った。
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