Sweet Heart
「どうですか?同棲生活は楽しんでらっしゃいますか?」
葵君と一緒にパンフレットを見ていると、鳥羽さんが私達を見て微笑みながら質問した
「私は楽しいよ!葵君、優しいし、何でもしてくれるからいつも助かってるもん」
「さようでございますか。葵様も成長されたのですね」
「うっ、うるせぇ!」
私が笑顔で答えると、鳥羽さんはなぜかクスクスと笑いながら葵君を見る
そして葵君は顔を赤くして、鳥羽さんに対して怒っていた
「楽しんで生活をされてるなら良かったです。社長や蘭様が心配されてたので、きっと今のを聞かれると安心されますよ」
……蘭さん…
「では私もそろそろ失礼いたしますね。パンフレットで欲しい物が決まれば連絡ください」
「あぁ。ありがとな」
時計を見た鳥羽さんはそう言うと葵君にパンフレットのことを頼み、部屋を出て行こうとした…
「あの!鳥羽さん!」
「はい。どうなさいましたか?」
が、鳥羽さんの行く手を私が遮った
「きぃ兄ちゃんと蘭さんって…どういった関係なんですか?」
そして私は本当のことを知るために今度は鳥羽さんにきぃ兄ちゃんと蘭さんの関係を聞いた