チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
胸の奥が熱くて、ドキドキが止まらない、この気持ちの正体は……。


「好……」


あたしが薄く唇を開いたとき、


階段の上から、人の声がした。






「そこでなにをやってるの!?」


…ひいーっ!! 


あたしはびっくりしすぎて、思わず虎ちゃんにしがみついてしまった。


当然のことながら、怖いものナシの虎ちゃんが、ビビるはずもなく。


普通に言い返してる。


「今、いーところなんだよ!!邪魔すんな」


吐きすてるように言うと、またあたしを見つめてきた。

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