チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
そう思っていたら……。


向こうから弥生ちゃんと、嵐が仲良さそうに歩いてくるのが見えた。



や……ば!!


あたしは顔を隠して廊下を走り、弥生ちゃんのとなりにいる嵐の腕を引っ張った。



「うぉっ!!」



弥生ちゃんに気を取られていた嵐は、思わずうぉっなんて声を出している。








あたしは嵐を連れて空き教室に飛びこんだ。



「お前っ!!なんでココにいんだよ」


「ちょっと色々と事情があって…ゴメン、すぐに入れ替わって?」


「はぁ!?」


「メガネ返して」


あたしは嵐からメガネを奪いかえした。


そして、前髪をまっすぐにおろす。



< 265 / 479 >

この作品をシェア

pagetop