チャラくてキケン!! それでもヤンキー彼氏が好きなんです
「どうしたの?」


「ん、弥生がな小説読むの好きなんだって」



虎ちゃんが弥生ちゃんを指さしながら言う。



そうだね、弥生ちゃんは読書が趣味だもんね。



今度は弥生ちゃんが、グーにした手を胸の前で構えながら、興奮ぎみに話す。


「でね、虎ちゃんちにあたしが今ハマってる、ミステリーサークルシリーズが全部あるみたいで。あと、同じ作者の文庫が他にもあるんだって」



そういえば、そんな話を読んでるって言ってたっけ。





「虎ちゃん、本なんか読むの?」


なんとなくそう言ったら、鼻で笑われた。


「俺から本をとったら何が残る?」



いや、あたしが鼻で笑いかえしたいぐらい。
< 99 / 479 >

この作品をシェア

pagetop