最後の血肉晩餐
「優香ちゃんが殺されたらしい。お通夜をやるんだが、密な取引をしている花屋だし、仕事も丁度空いてるから、

社内全員で葬儀を挙げようということになった。バタバタしてるから早く来いよ! 俺、もうショックでショックで……取り合えずあとでな」


一方的に電話を切られた。


優香ちゃんが殺された? 殺されるかも知れませんとは言っていたけど、まさかストーカーが? 


なぜ俺は、ちゃんと受け止めてあげなかったんだ!


まさかこんな事態になるなんて……絶対ストーカーを突き止めて見せる。


頭の中に優香の顔を思い浮かべながら、顔を洗い、歯を磨き、スーツに着替え、会社に向かう準備を急いだ。
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