最後の血肉晩餐
 ――こんな感じでいいかな? 松潤だったら結構釣れるんじゃないか?


思わず顔がにやけてしまった。


登録した瞬間にメールボックスには大量のメールが受信された。


「ははは。早くも松潤効果か?」


受信箱を開き、メールをクリックしようとした。


――ポイントが無いので開けません。


「なるほどね。こういう仕組みになっているのか。見るのに1P。取り合えず三千円くらいでいいかな?」


3000円で320P。郵貯のインターネットサービスから恋模様に振り込んだ。


「お金がいちいち掛かるのなら、メールの件名から、じっくり見て探さないといけないな」


件名だけでタイプを選ぶ。それこそ探しだせたら運命の女だ。
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