最後の血肉晩餐
 元栓を締め、カップラーメンにお湯を注いだ。


動画が送られてくるなんて生まれて初めての経験だった。


――動画を見るって楽しいものなんだな。相手をより身近に感じれるかも知れない……。


カップラーメンを手に取り、急いでパソコンの前に戻る。


続いて響のメールを見てみる。


――私、赤羽に住んでいるんですぐ着けますよ。

池袋ならお酒が美味しいお店沢山ありそうですもんね! 私ばかりじゃ恥ずかしいので友介さんの画像も見たいです。


響も動画が添付されていた。俺はウキウキしながらクリックした。


「私のプライベート動画ですよ~なかなかお見せ出来きないレアものですよ。うふっ」


そう語りながら白衣の天使がゆっくりと右手で白いスカートを掴み上へ持ち上げ、一回転している短い動画だった。
< 88 / 672 >

この作品をシェア

pagetop