私は最強ビンボー女!
「やはりいたか、倉本青菜。さぁ、こっちに来い。」


あぁ・・・ホラ、リクさんとタツさん、目が点になってるから。


佐奈には色々話したから、平然としてるけど・・・って、事情知ってるとはいえ、この状況で平然としてるって・・・

やっぱ佐奈、凄いわ。


佐奈を尊敬しつつ、私はスーツ男達に歩み寄った。


「失せろ。」

低く言う。


スーツ男達は、部屋の中を見て、にこやかに笑った。

「どうもすみません。怪しい者ではありません。少し・・・倉本青菜さんとお話がしたくてですね・・・」

「私は話したくない。」

ハッキリと言う。


「それに、どー見たって、怪しいしね。」

静かに言ったのは、佐奈だった。



・・・・・・佐奈っ!!!

アンタ、マジ、最高だよっ!




スーツ男達の笑顔が強張るのがわかる。

へっ
ざまーみろ!



「・・・・・・我々と来ていただく。倉本青菜。」


コイツ・・・前来た奴とは違うな。

ま、そんなのどーでもいいんだけどさ。


「誰が行くかよ。」

「敦がどうなっても、いいんですか?」


淡々と聞いたその男は、ズボンのポケットから携帯を取り出すと、何やら操作し始めた。




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