私は最強ビンボー女!

糞ババァは謎だらけ

―青菜side―




翼が、静かに私の肩で泣いている。


そっと、その背中をさすりながら、私は翼の過去に思いをはせる。





"早く死ねるように"という哀しい願いの込められた名前。


小さな世界での監視。


母の自殺。


2人ぼっち、が1人ぼっち、に。



孤独―――――。







とんだ過去だね、翼。


メチャクチャじゃないか。




でも。



今のあんたも、メチャクチャだけど。


1人ぼっち、じゃないよね。

今は、温かい仲間がいるよね。

希望があるよね。



そういうこと、私はちゃんと、伝えることができたのかな―――?










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