私は最強ビンボー女!
第7章

お祖父ちゃんが語った事

「―――――――――・・・・・・葵の親は、厳しい人だった。人にも、自分にも。


特に一人娘だった葵には、かなり厳しかった。



常に1番でいろ。誰よりも優秀でいろ。

葵はそう言われて育ってきた。



だから葵は、頑張った。勉強も運動も。

幸運なことに、葵は要領が良かったため、1番を保持していた。



けれど葵は親から褒められたことは無かった。


1番が2番に転落したりしたときはこっぴどく叱られたりもしたらしいが。



葵の親にとっては1番が普通だったんだ。



そんな親に育てられながら、葵は7歳の時に体験した。

暗殺を。



がたがたと体が震えようものなら、竹定規でビシバシ叩かれた。


葵は、躊躇う(タメラウ)時間も貰えずに・・・・・・・槍で胸を一突きした。



初めて暗殺をした夜。


葵は聞かされた。朝霧家が代々してきた"仕事"のことを。詳しく。

表では人生相談、裏では暗殺グループをしている、とな。



『だからお前は、人と深く関わるな。

いつ誰が暗殺のターゲットになるかは、解らない。


誰よりも上にいろ。上にいる奴を、蹴落としてでも上にいろ。


人に希望と絶望の両方を与えても、壊れない強固な精神を持て。



それがお前の、生き様だ。』



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