私は最強ビンボー女!
「あはは!健一さん、マジで酔っちゃってる感じ?」


「・・・・・・・・・あぁ、そうかもな。」


健一さんは、曖昧に微笑む。

りか先生は、じっと私を見つめていた。





――寂れた街灯の光が届く範囲は、とても限られてる。

そんなのは当たり前。


気にする必要はないのにね?

私は実際それでいいと思ってるわけだし。






「あのさ青菜ちゃん。」


「はい?」



静かな声で呼びかけたりか先生の目を見つめる。


絡んだ視線をはずさないまま、りか先生が口を開く。




「彼らの気持ちを、曖昧に終わらせないであげてね。」


「・・・・・・?」



彼ら?

気持ち?

曖昧?

終わらせる・・・?




意味が解らず首を捻った私に、りか先生はどこか切なそうに、密やかに微笑んだ。






< 747 / 836 >

この作品をシェア

pagetop