私は最強ビンボー女!
「と、とにかく!私は哉の彼女なんだ!関係ある!!!」


話を元に戻す。

だって私が切ないんだもん!




「・・・本当に悪いと思うけど・・・女だってのが信じられないんだが。」


「ぐはっ」


あっさりそっちにもっていくなこの金髪長身野郎!!!

くっそ、ちょっと整った顔してるからって、調子のってんじゃねぇぞ!




「信じろ!私は女だ!そして私にもプライドはあるっ!!!」


「だとしても、だ。彼女だろーとやっぱ関係ねぇよ。

うちの総長はもうすぐ小野緋月と見合いをするんだよ。

知らなかったとは、言わせねぇ。

知ってたから、初めに紅狼の橋本青、と名乗ったんだろうからな。」


ほぉ。

なかなかイイ線を攻めてくるな。



けど、甘い。





「だが、その見合い相手を誘拐してるんだ。

見合いを成功させる気がないのは明白だろう?」


「・・・・・・あーあー。やっぱ狩人サンは一筋縄じゃいかないねぇ。」


肩をすくめて見せた金髪長身男。




「退く気はないし、そうさせることはできそうにないってわけか。」


諦めたかのように言葉を紡ぐ金髪長身男。





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