潜入！婚活パーティー☆①

『段ボールといっても、引っ越しの荷造りに使うのとはちょっと違って・・・』


マダムの息子、段ボールについて力説し出しました。


そして約10分、彼の段ボール談義は続きました。

すでにハナちゃん、飽きています。


ウキタ、真剣に考えます。

さっきまで穏やかだったマダムの息子。こんなに段ボールについて熱く語るスイッチは、いつONになったのか。



超短期記憶を辿ります。


――― きっとオフィスラブを書くのに役に立つはずだ、しめしめ。

――― 『環境整備部って何をするんですか？』



・・・わたしだ、彼のスイッチを押したのは間違いなくわたしだ。



そして、途切れることなく段ボールについて語る男性に引いているハナちゃん。


面白そうにそれを眺めるネネ。


ハラハラ見守るマダム。