【完】隣の家のオオカミさん

大学に通い始めてからもう二ヵ月が経つ。


新しい環境に戸惑いながらもわたしは大学生活を楽しんでいる。



大学ってものすごく人が多い。

敷地が広すぎて一人では絶対行動できない。
たぶん迷子状態になってしまう。



駅で見かける制服を来た高校生たちを見ると懐かしいなぁなんて思っちゃうんだ。

まだ数ヶ月前のことなのにね。


本当に楽しかったな、高校生。



ふと壁に掛けてある時計に目をやるともう既に三時を過ぎていた。


おやつの時間……じゃなくて。
あ!そうだそうだ。


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