【完】隣の家のオオカミさん
お尻に感じる気持ち悪い感触にわたしはバッと振り返ってお客さんを睨んだ。
「なんですか?」
60代ぐらいのそのおじいちゃんはわたしの問いには返事せず、にやっと笑って顔を近づけてくる。
ちょっ、なんなのこの人?
触ってるよね、この人!
「姉ちゃん若いね」
一歩後ずさったら足がバケツに当たってしまいひっくり返り、水が全部タイルの床の上に。
あぁぁ……やってしまった!
「お尻にある手をどかしてくださいっ」
バシッと払いのけた手は骨に近くて少しぎょっとしてしまった。