【完】隣の家のオオカミさん
「───ふーん……あんたも大変だったね」
目の前にはラーメンをおいしそうに食べる美少女。
わたし達は学生食堂にやってきていた。
天井が高くて明るく開放的な空間。
メニューの品数が多く、レストラン並みの食堂は今日もたくさんの学生たちで埋まっている。
ほんとに人が多くて席を確保できない日もあるのだ。
「うん。せっかく見つけたバイトだったんだけどねぇ……」
食べ終えたお皿を横に寄せて携帯とスケジュール帳を机の上に出す。
やっと見つけたバイトを一ヶ月ちょっとでわたしは辞めてしまった。