【完】隣の家のオオカミさん
*
「かき氷買ってくるね!」
レジャーシートの上に寝っ転がっているみんなにそう声をかけてお財布を持ち、わたしはひとり売店へと行った。
大上くんはまだ戻ってきていない。
ちょっとって言ったのに。
もう一時間以上は経ってると思うんだけどな。
どこがちょっとなのよ。
「かき氷イチゴ味一つください」
「はーい!」
お財布からお金を出しながらメニュー表を見つめた。
大上くん、まだ何も食べてないよね?
まったくもう…大丈夫なのかなぁ……
「わぁー、イチゴおいしそうだね」