そして 君は 恋に落ちた。


先輩の発言に、一緒にいた女の子達が口々に文句を言い始めた。


「偉そうに…!」

「感じ悪い!松田君行こうっ」


軽く腕を引かれたけど、あまりの言われ方に嫌悪感。



「先に行ってて」


やんわり断りを入れると、女の子達は鼻息荒く休憩室から出て行った。

自分達が飲み散らかした物をそのままに。





先輩はそれを黙って片づけ始める。

思い過ごしかもしれないけど、少し傷ついたようなその姿にさっきの自分を反省した。



「……すみません。俺のせいですよね」


顔を伏せ黙々と片づけをする先輩に、素直に謝ってみる。
でも、先輩は一瞬だけ俺に目を向けるとまた下を向いた。


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