そして 君は 恋に落ちた。


「大丈夫よ。松田君もデスクに戻りなさい」


言って、目も合わせてくれない。



「……分かりました。でも、一つ良いですか?」

先輩を見下ろし、近付く。

先輩の香りがふわり広がって、昨夜を瞬時に思い出す。




「体……大丈夫ですか?」



―――そう。

朝からずっと聞きたかったのは、先輩の身体のこと。


異変に気づかないまま、昨夜は途中から余裕なくして激しくしてしまった。

だから、朝、気付いたんだ。



それは、

先輩は、実は未経験だったんじゃないかという事。







瀬川さんと付き合ってるはずだから、そんな訳ないと思って考えもしなかったけど―――



「春日さん、もしかして…」



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