そして 君は 恋に落ちた。



「じゃー帰るぞ!」



何でこんな事になってるのか。


まるで逃がさないとばかりに手を繋ぎ駅までの道を歩けば。彼の容姿のおかげで、私達を女の子達が振り向き見る。

……もう、いたたまれない。



「……小林君」

「は?」

「手を、離しませんか?」


彼は私の願いに、

「―――――――やだ」

思い切り拒絶を示した。


……もう、泣いてもいいかな?












「松田とうまくいかなかったのか?」



美浦駅に着き改札を抜けてすぐ―――彼はまっすぐな目を向け私に尋ねた。



< 320 / 378 >

この作品をシェア

pagetop