そして 君は 恋に落ちた。
「お前は多分、俺みたいのがいいと思う」
私はその真っ直ぐな目を受け止める勇気が出なくて。顔を背けた。
「でも、小林君は私を好きにはならないでしょ?」
フッと誤魔化すように笑うと、彼は一歩前に出て、
「お前ならいい」
―――そう言った。
それって……
「……私のこと、好きだったの?」
驚き背けた目を彼に向けると、彼は顔色一つ変えず、「だとしたら?」と言うから。
私は一気に体温を上げた。
いつも私が辛くて泣きたくなると、小林君は必ず私の前に現れ助けてくれる。
本当は、私の事大嫌いなくせに。
それでも、そんな私を最後は気にかけてくれる彼と、私が―――――
うまくいく……?
瞬間―――
私の周りの風が動き、スローモーションのように体が後ろへと引っ張られた。
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