そして 君は 恋に落ちた。


「まぁとにかく俺らはただの友人関係ってだけ。

 だからマジで知りたいんだよなぁ。ハルヒを女に変えた奴を」


ぶふーって口にしたお茶を吹き出すと、すかさず隣に座っていた松田君がテーブルを拭いた。

「大丈夫ですか?」と笑いを堪えながら……。



「とにかく今日は空けとけよ!お前んちでゆっくり聞いてやる」

「は…?」


私の返事を聞かずに彼は食べ終わったトレイを持ち席を立った。


後に残されたのは、私と松田君。



………気まずいじゃない。




「知らないうちに帰ってたんですね」


小さな声で。でも淡々と私に聞いてきた彼を私は見れない。


「鍵はポストに入れたわよ?」

「はい。ちゃんと置き手紙に書いてありました。

 っていうか―――」



彼が私を見てるのが分かり湯飲みを持つ手が止まった。

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