嫌いで、好きで。


「…よ、よろしくお願いします。」



お母さんに続いて、そういった彼は、ずっと下を向いていて、顔が少しも見えない。



「桐斗って言うの。仲良くしてくれる??るりちゃん。」



事実、幼い頃の私は社交的な性格だったし、桐斗くんにも興味を持っていたし、仲良くなりたいとも思ったから、頷いた。



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