~いじめ~




星野さんは色とりどりの花と家族との
写真と私と星野さんで初めて撮った
プリクラと共に旅立った。



誰も葬式で笑っている人なんていなかった。さすがに川村さん達も笑ってなんか
いなかった。



「あの、あなたが夏希さん??」


星野さんの親が言った。
目が赤かった。


「これ、冬花が書いてた日記なの。
あなたに読ませたいなと思って。」


差し出したのはノートだった。



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