【続】好きって言うまで離さねぇ。



せっかく作ったし、さっき味見してもらったのは形が悪いやつだし……と心の中で言い訳を言って、


「はい、どうぞ!」


冬哉にマフィンを突き出した。


それを冬哉が取る前に、侑哉が取った。



「うわぁ侑哉!丸ごと食べちゃダメだよ!」


慌てる私をポカンと見つめてくる侑哉。


え……?



「慌てすぎだよなーお母さんは」


冬哉が侑哉の頭を撫でながらマフィンを受け取る。



「俺に渡そうとしてくれたんだろ?侑哉は」


すると、侑哉は笑って頷いた。



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