止まない雨はない
『特に何もありませんが、恭哉さんはあるんですよね。』



「何もないよ。たまにはお日様のある時間に食事でもしたいと思ったから」



そう言われたらなんて答えればいいのだろう・・・

私は自分の靴の先を見つめながら考えていた。


そんな時・・・


「あれ・・・恭哉じゃない。
 珍しいわね、こんな時間に・・・」



そう言って恭哉さんの横に並んだ女性は、とても大人な女性だった。

何が大人なのか分からないけど、かおりちゃんみたいな雰囲気の・・・



『あっ・・・じゃあ私はここで、
 ありがとうございました。』



私は、頭で考えるより勝手に体が動いていた。

また逃げてる・・・
・・・でもなんで逃げる必要があるの。別に映画見て食事しただけじゃない。
なんで・・・なんで・・・なんで・・・




私は自問自答を繰り返しながら、気がついた時は自分のベットの上にいた。
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