マーブル色の太陽


『おい! あかねの男の名前、聞いとけ」

(なんでだよ?)

『お前は……いちいち口答えすんな!』

(…………)

「矢沢さんのおつきあいなさってる方……なんというお名前でしたっけ? 父の仕事上のつきあいのある方で、その関係でお見舞い貰ったんですよ。で、どうしても父を介さず個人的にお礼をしたいもんですから、お名前とか……ご存じないですよね?」


そう言うと、年増の看護師はあっけないほど簡単に教えてくれた。


「ああ、倉田くんね! ○○建設の! いい人よね〜」
< 80 / 672 >

この作品をシェア

pagetop