総長からの「愛してる」



瞼を閉じて、大事そうに言葉にする。




「その日から、私の運命は大きく変わったんだ。



彼らに出会って初めて自分のことを、大切にしようって思えたの。



恋をして、友達も出来て、楽しさも苦しさも涙も……知れた。



聞いてくれる?………私の…私たちの過去を。」




頷いた俺に、美愛は涙を流しながら笑った。



< 283 / 443 >

この作品をシェア

pagetop