総長からの「愛してる」
「俺が閉じ込められた部屋は、ホテルのスイートみてぇな豪華な客室だった。
御曹司の俺を一応丁寧に扱ってるんだろうと当時の俺は考えた。
……けど、むしろ逆だったんだ。」
廉也の深刻そうに歪める表情を見て、私は何も言わずに頷いた。
廉也は一度息を吐くと、続ける。
「その部屋は、お偉い方が女を抱くために用意された部屋だった。
この世界で回るのは、裏金だけじゃねぇ。自分がのし上がるために支配下の女を貢物として捧げてる。
その日、俺の目の前で、俺の存在を認識してるのに始まった行為は、幼い俺にとって衝撃だったんだ。」