真夏の残骸
蓮崎くんを見ているとなんだか懐かしい気持ちになる。
目が離せなくなる。
「あの…久しぶりだね、蓮崎くん。なに飲む?」
久しぶりも何も記憶の中に彼はいないのだけど。
思い出せなくてごめんなさい、胸の内でそっと呟いた。
でもせっかくだから彼と話してみたくて。
蓮崎くんはわたしの顔を見て一瞬驚いたような顔をして、それから。
―――少し悲しそうな顔をした。
「(………っなんで、そんな、かお、)」