十六夜~躊躇う~

「おい兄ちゃん!あんた凄いなぁ!!」


「本当に凄かったですっ!」


口ぐちに言われ一葉は困り果てていた

壱「一葉っ!?大丈夫だった!?」


壱夜があわてて近づいてきた


一『はい大丈夫でしたよ?それよりも…』

ちょいちょい、と壱夜を呼び耳元で


一『誰かに見られています。どうしましょう(ボソッ』


壱「お姉ちゃんっ、逃げるよ!?」


タッ壱夜は一葉の手を握り
その場から立ち去った

その様子を遠くから見ていた男たちがいた
< 27 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop