ウシロスガタ 【完】
《俺だって限界だよ…》


メールの返信を打ちながら送信ボタンを押す事に躊躇っていた。



苦しくて、辛い思い……



俺だけじゃない……。




中西が言った言葉が過ぎった瞬間、メールを消した。




《俺だって冷夏とずっと一緒にいたいよ》




そう送信して足首に付いてるミサンガに触れ、立ち上がり車に乗り込んだ。




「もしもし?お前、今どこ?」



「あ?昇の家、冷夏チャン店行ったの?」



「行ったよ!俺も今、昇の家行くわ!」



「おう!」




もう俺の頭の中は冷夏の店に行く事でいっぱいで、



変な緊張感からかタバコを持つ手が少しだけ震えていた。
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