ウシロスガタ 【完】
時間は動いているの……?


真っ暗な暗闇にいると、時間が動いているのか、いないのか分からなくなる。



冷夏は何をしてる?



現実を受け止められない自分がいて、冷夏にメールを送れない自分がいた。



何をしたらいいんだろ……



今すぐ逢いに行きたいのに、



今すぐにでも電話をかけて声でも聞きたいのに……




俺達が繋がれる手段はメールだけ。




こんな時、普通の恋人同士だったら……



悔しいけど、そんな事さえ考えてる自分がいた。




ーーーコンコンーーー



誰かが部屋をノックしている気がする。


俺は耳までもおかしくなっちゃったのか……



ーーーガチャーーー



その瞬間、俺の部屋に明かりが付き、



あまりの眩しさに目を細めた。



「うわっ!!!!」



目の前にいたのは兄貴で、俺の姿を見て腰をぬかしていた。



「お、お前なんだよ!!居るなら返事くらいしろよ!!」



険しい顔をしながら俺を睨んでる兄貴を見て、目を閉じた。




「おいっ!!どうしたの?お前、気持ちわりぃ~な!!」



「うっせ~よ」



やっと出た声に、俺は布団を抱き締めた。







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