ウシロスガタ 【完】
車の中で冷夏の好きなアーティストの曲をずっと聞いていた。
『もう少しでアルバムが出るよな?』
『あれ?いつだっけ?21日だっけ…』
『うわぁ〜最悪!ファン失格だろ?22日だよ!』
『そうだっけ?くっそー翔クンより先に手に入れてやるんだから!』
『俺はチャッカリ予約してんもん♪』
『うわぁ〜参りました!それはやってないな』
そう何日か前まで、そんな会話をしていた事が過ぎって
シートに体を勢いよく倒した。
『じゃあさ、アルバム買ったら最初から最後まで聞いて良かった曲を言い合おうよ!』
『お前また俺の真似すんだろ?』
『してんのは翔クンだし!』
『しねーよ!じゃあさ「せーの」で言えばよくね?』
『そうだね♪』
そう子供のように楽しそうに笑いながら、助手席で流れてる曲を幸せそうに口ずさんでいた冷夏を思い出していた。
そして誰もいない助手席を見て目を閉じ
隣で座って微笑む冷夏を想像していた。
『もう少しでアルバムが出るよな?』
『あれ?いつだっけ?21日だっけ…』
『うわぁ〜最悪!ファン失格だろ?22日だよ!』
『そうだっけ?くっそー翔クンより先に手に入れてやるんだから!』
『俺はチャッカリ予約してんもん♪』
『うわぁ〜参りました!それはやってないな』
そう何日か前まで、そんな会話をしていた事が過ぎって
シートに体を勢いよく倒した。
『じゃあさ、アルバム買ったら最初から最後まで聞いて良かった曲を言い合おうよ!』
『お前また俺の真似すんだろ?』
『してんのは翔クンだし!』
『しねーよ!じゃあさ「せーの」で言えばよくね?』
『そうだね♪』
そう子供のように楽しそうに笑いながら、助手席で流れてる曲を幸せそうに口ずさんでいた冷夏を思い出していた。
そして誰もいない助手席を見て目を閉じ
隣で座って微笑む冷夏を想像していた。