ウシロスガタ 【完】
冷夏の家へ行く道にコンビニが3つ…


俺は店の近くから攻めて行った



「くっそ~いねぇ~じゃんか…」



残りは1つのコンビニ…



俺は無我夢中で最後の
コンビニをめがけてスピードをあげた



ーーーーー!!!


坂を登って行くと、冷夏の車が目に入った



俺はホツとした瞬間、冷夏の車に近づくに連れて、鼓動がドンドン早くなった



コンビニの中を見ると、冷夏の雑誌を読んでいる姿が目に入り



冷夏の車の後に自分の車を停めて、車を降りた。


ーードンドン!!!--


窓際のに並ぶ雑誌コーナーにいる冷夏の目の前の窓を叩いた


「ばぁ~か!!」


冷夏がびっくりした様子でコンビニから出てきた



「もう~!!マヂびっくりしたよぉ!!!」


「てか、メール…シカトしただろ?」


「何が??」


「どこのコンビニ?って入れたのに…」


俺が真剣な顔をして言うと冷夏がププッと笑いだした


「シカトはどっち?」


そんな冷夏の笑顔にドキッっとしながら、携帯は開いた


「だから、入ってきたね~って…」


「入れたもん!!」



――♪♪~♪~♪――


《坂の上だよ!さとクンゎ家着いたの?》



「あれっ??センターにあったみたい…」


「でしょ~?だからさとクンがシカトなの!!」


「わりぃ~!!俺、帰ってたのにさ…冷夏がコンビニだなんて言うからUターンして戻って来たのに、どこの?って言っても返信なかったから…」



「だから、センターだったでしょ?普通確認するよぉ~」


「俺、3つもコンビニ行っちゃった!アハハハッ♪」



「えっ??ここに来るまで?」


「アハハッ!そう!!馬鹿だなっ」



そう言うと冷夏は確かに嬉しそうな顔をしてほほ笑んだんだ




夏の心地良い風と共に、



冷夏の香水の匂いが俺の鼻をくすぐった





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