冷たい世界の温かい者達
……あ、いきなり飛んで悪かったな。
ここは由薇の別荘。
確かに自然が豊かだ。
関心していた面々は、中に入って行く由薇について中に入った。
「中も綺麗ー!」
衣緒は見慣れない光景を立て続けに見て、興奮し続けている。
『部屋は大部屋でいいよな?』
ガチャ、と少し大きめの扉を開く。
その部屋は、ベッドが6つ間を空けて並べられていた。
『ベッドの隣にあるタンスに着替え入れとけ。 バスタオルと歯ブラシ等は2段目に入ってる』
「お、おう」
準備が整いすぎていてびっくりした。
成一は完全に戸惑っている。
千尋も、ベッドに座りながらキョロキョロと周りを見ていた。
だけど、一点を見つめて眉を潜めた。
「……由薇、何してんの?」
『……片付け』
「まさか、俺達と同じ部屋に止まるの?」
『それ以外何がある?』
由薇は首を傾げながら平然と言った。
……予想外の至難。