冷たい世界の温かい者達
「あー、疲れたー」
「誰のせいであんなことになったんだよ」
ぜぇぜぇと息を整える成一と衣緒。
格々そこらにある大きな岩の上に座って笑う。
『……だらしないな』
「息切れしねぇお前がおかしいんだよ」
ケロリと岩に座って水着から水分を拭き取る由薇は、息なんぞ切れていない。
『もっとトレーニングしたらどうだ? 特に衣緒。
筋肉何もなくないか?』
「……うあああぁん‼
成一ーーー‼」
「……ドン・マイ」
「……グス」
成一の裏声に衣緒は睨みつけながらぷいっと顔を反らした。