冷たい世界の温かい者達
ーーーーー
「殺さないと殺されるよ?」
「あ、ああぁあ、あぁぁああ、ぁあ」
ガクガクと震えの止まらない身体を腕で押さえ込もうとする男。
それを眺めるように上から覗く小さな影。
「ーーーーもう一度言う。
あの 女 に、殺されるよ?」
口の端から涎を垂らした男は、目を見開いて言葉ではなくなった言葉を吐き続ける。
「ころ、殺、コロ、こ、ころ、ころし」
「ーーーもっと楽しませて」
小さな影は揺らめいて薄く口角を緩めた。