冷たい世界の温かい者達
「祭りにもなかったか?」
「それとこれとは別なんだよ!」
だから、何がどう違うんだよ。
まだ男装したまんまの由薇は、面倒くさいからそのまま居るらしい。
わたがしの店がある3階へ向かって、わたがしの“イチゴ味”を買った由薇は満足そうに笑っていた。
「由薇ちん一口ちょーだい?」
『ん。』
メロン味を手に持つ衣緒に、わたがしを差し出す由薇。
そんな由薇の首に、華奢に見える腕が絡まった。