冷たい世界の温かい者達
「ほら、わたがし高樹に食われるよ?」
裕樹さんがはむはむと食べ続けている高樹さんを指差して由薇に微笑んだ。
『……そんなことより、』
あ、わたがしってそんなことなんだな。
がっつり目を輝かせていたから気に入ったのかと思ってた。
『裕樹はいいけど、何で亜騎まで……』
「どういう意味だクソガキ、襲うぞ」
……あぁ、この人はいつでも下ネタ全開な人だったっけ。
『ふざけんな、逆に飛ばしてやる』
「チョーシ乗ってんなよ、チビちゃんよ」
額を擦り付け合いそうなほど凄む由薇達を引き離したのは、やっぱり裕樹さんだった。
「はいはい、仲良いのは結構ですがそろそろどっか場所変えようよ?」
裕樹さんの提案に千尋が屋上を勧めてそこに向かうことになった。