代打、俺!!



「奇遇だな(笑)

俺も先生なろうかなって」


爽が先生!?

「………なんの先生??」


「そりゃ高校だろ(笑)

だから次こそ甲子園連れてってやるよ」


甲子園……

「でも行けたとしても爽と一緒じゃないじゃん(笑)」


「それはもう無理だよ

だからもう切り替えなきゃいけない」


そんなのはわかってる


だから私だってこうして少しずつ前に進んでるつもり


「甲子園楽しみにしてるから!!」


甲子園行ってあのアルプススタンドで思いっきり応援したい


「それでおまえはなんの先生になるんだよ??」


わかんないよ……

「べつに学校の先生になりたい訳じゃない

ただ資格は持っておいた方がいいかなとおもって……

音楽の先生」


「………音楽??

ってか、結局なにになるんだよ??」


「ピアノの先生」


爽はしばらくびっくりしていたらしい

なにもしゃべらなかった





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