はじめからおわりまで
「わかった、学校ついたらね」

「はい」

着いたら離してくれる、その言葉に少しほっとする。だって、前に手をつないだ記憶なんて5歳とかそのくらい幼い時だから。

ほんとに、落ち着かない。


「でも今離すと、ゆなちゃんどっかいっちゃいそうだからさ。学校までは離さないよ」

「どっかって、、目的地が一緒なんですから、どこにもいかないですよ」

この人は何を言い出すんだろうか。

「うん、どこにも行かせない。俺、昨日気づいたんだけど、ゆなちゃんにだけは、独占欲強いんだよね」
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