響〜HIBIKI〜
「かなちゃん、せっかくだからHIROさんの近くに座りなよ」


MAKIDAIに勧められて、上座の方に座らされた。


「遅くなって、悪りぃ」


最後にHIROがやってきた。


「今、まだ集合時間、10分前だし。かな、HIROさんせっかちだからな」


TAKAHIROが花奏に耳打ちして、笑った。

「ん、TAKAHIROなんか言ったか?」


「いや、なんも言ってないっす」


HIROに突っ込まれ、ニヤッとするTAKAHIRO。


花奏は、そんな雰囲気の中、緊張もほぐれてホッとしていた。
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