響〜HIBIKI〜
第2話 撮影開始
翌朝。


昨夜の夢のような出来事のせいで中々寝付けなかった花奏は、眠い目を擦りながらキッチンへ。


TAKAHIROは、朝早くスタッフの迎えに来た車で撮影に出掛けていった。


花奏は、撮影現場に届ける昼食の準備を手伝いながら、時々、昨日の出来事を思い出す。


(TAKAHIROさんがうちにいるなんて、嘘みたい。こんなドラマみたいなことが本当に起きるなんて)


まだ、夢を見ている気分だった。


「かなぁ、飲み物の準備出来たか?」


「あ、うん。リストの通りに出来てるよ」


「じゃあ、車に積んでくれるか」


「うん」


花奏は、父に言われる通り車に荷物を積み込んだ。
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