復讐ストーカーゲーム1
 慌てて上半身を起こした。驚いて、口があんぐりと開いた。


秋雄が結婚だと? なぜあいつは、いつも俺と張り合うんだ? 


これじゃ結婚式や嫁さんまで比べられることになりかねない。ここは絶対に苺を手に入れなければ……。


パソコンを立ち上げ、苺のメイドブログをチェックした。間違いない。いつも通り、明日は出勤だな。書き込みでもしておこう。


――愛する苺へ、明日迎えに行きます。


もう苺は働かなくって良くなるんだぞ。喜ぶだろうなぁ。愛しのご主人様が、腐った店から連れ出してあげるからな! 


パソコンをシャットダウンし、満悦の笑みで寝床に着いた。
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